「試合中に転んで擦り傷ができた…どう処置すればいい?」
「足首をひねったみたいだけど、骨折かどうかわからない」
「ケガをしにくくするために親ができることって何?」
こんにちは、さんじゃがママです。
10歳・8歳・2歳の男の子3兄弟を育てている看護師ママです。
上2人がサッカー少年で、試合や練習のたびに大小さまざまなケガと向き合ってきました。
看護師として医療現場でも経験を積んできた私が、サッカー少年に多いケガの種類・応急処置の方法・ケガを予防するための対策をまとめます。
「病院に行くべきか迷ったとき」の判断基準も解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

サッカーで多いケガの種類
サッカーは接触プレーや転倒が多いスポーツです。
わが家の息子たちがこれまでに経験したケガと、サッカー少年に多いケガをまとめます。
| ケガの種類 | よくある場面 |
|---|---|
| 擦り傷・切り傷 | 転倒・スライディング |
| 足首の捻挫 | 着地ミス・踏まれる |
| 打撲 | 接触プレー・ボールが当たる |
| 頭部打撲 | ヘディング・選手同士の衝突 |
| 熱中症 | 夏の炎天下での練習・試合 |
| 筋肉痛・筋疲労 | 練習量が多い日 |
看護師として言うと、ケガの応急処置を正しく知っておくだけで、回復の早さが全然変わります。
正しい処置で早く治る、誤った処置で悪化するケースは実際に多いです。
擦り傷・切り傷の応急処置

サッカーで最も多いケガです。
転倒してひじや膝を擦りむくことは、特に低学年の子どもによく起きます。
処置の手順
① 流水でしっかり洗う(これが一番重要)
傷口に砂や泥が残っていると感染リスクが上がります。
きれいな水道水で、傷口を最低でも1〜2分以上しっかり洗い流します。
「痛いから」とサッと洗うだけでは不十分です。
② 出血がある場合は清潔なタオルやガーゼで圧迫
清潔なタオルやガーゼを傷口に当てて、5分程度しっかり圧迫します。
「血が出ているから」と傷口を何度も確認するのはNGです。圧迫を続けることで止血できます。
③ 傷口を覆う
洗った後は、キズパワーパッドなどの湿潤療法タイプの絆創膏で覆うのがおすすめです。
「傷は乾かして治す」は古い考え方。今は「湿潤療法」が主流で、傷の治りが早くきれいになります。

こんなときは病院へ
- 傷口が深い・大きい(縫合が必要な可能性)
- 砂や砂利が傷口に残っていて取れない
- 出血が5分以上圧迫しても止まらない
- 傷の周囲が翌日以降に赤く腫れてきた(感染の可能性)
足首の捻挫の応急処置【RICE処置】
捻挫はサッカーで非常に多いケガです。
着地ミス・踏まれる・切り返し動作での受傷が多いです。
RICE処置を覚えておく
捻挫の応急処置は「RICE処置」が基本です。
| 文字 | 意味 | やること |
|---|---|---|
| R | Rest(安静) | すぐに動きを止めて休ませる |
| I | Ice(冷却) | 氷や保冷材でしっかり冷やす |
| C | Compression(圧迫) | 包帯や弾性包帯で軽く圧迫する |
| E | Elevation(挙上) | 足を心臓より高い位置に上げる |
捻挫したらまず「RICE」!この4つをセットで行うことで、腫れと痛みを最小限に抑えられます。
冷やす時間の目安
1回15〜20分冷やして、30分休むを繰り返します。
冷やしすぎると凍傷になるので、直接肌に氷を当てないようにタオルで包んで使います。
こんなときは病院へ
- 足を全くつけない・体重をかけられない
- 腫れがひどく、みるみる腫れ上がる
- 骨の部分を押したときに強い痛みがある(骨折の可能性)
- 翌日になっても痛みや腫れが引かない
「捻挫だと思っていたら骨折だった」というケースは実際に多いので、強い痛み・腫れがある場合は必ず受診してください。
打撲・衝突したときの対応
接触プレーや選手同士の衝突で打撲することがあります。
基本の対応
- 冷やす:保冷材や氷をタオルで包んで15〜20分冷やす
- 安静にする:無理に動かさない
- 様子を見る:痛みの程度・動かせるかを確認する
こんなときは病院へ
- 関節の動きが明らかに悪い
- 変形がある(骨折の可能性)
- 痛みが強くて動かせない
- 腫れがひどい
頭を打ったときは要注意
ヘディングや選手同士の接触で頭を打つことがあります。
頭部打撲は軽く見えても重症のことがあるため、特に慎重に対応が必要です。
頭を打ったあとに見るべきサイン
以下のサインが一つでもあれば、すぐに救急に連絡してください。
- 意識がない・呼びかけに反応が鈍い
- ぐったりしている
- 吐き気・嘔吐がある
- 頭痛がひどい
- けいれんがある
- 顔色が悪い
軽症の場合
「少し頭が痛いが、普通に話せる・意識がはっきりしている」場合は、30分〜1時間は安静にして様子を見ます。
その後に症状が出てくることもあるため、当日中は無理に運動させないようにしましょう。
熱中症が疑われるときの対応
夏の試合・練習で特に注意が必要です。
熱中症のサイン
- 顔が真っ赤でぐったりしている
- 大量の汗をかいている
- 体が熱い
- 頭痛・吐き気がある
- ぼーっとしている・呼びかけへの反応が遅い
応急処置の手順
① 日陰・涼しい場所に移動させる
すぐにグラウンドから離れ、エアコンが効いた場所か日陰に移動します。
② 衣服をゆるめて体を冷やす
首・脇の下・太ももの内側(太い血管が通っている場所)を冷やすと効果的です。
③ 意識があれば水分・塩分を補給させる
スポーツドリンクや経口補水液を少しずつ飲ませます。
意識がない・呼びかけに反応がない場合はすぐに119番に電話してください。
熱中症対策はこちら→「小学生サッカーの熱中症対策|試合中にできる予防と持ち物まとめを看護師ママが解説」
「病院に行くべきか」の判断基準
試合会場や練習場でケガをしたとき、「病院に行くべきか」を判断するための基準をまとめます。
すぐに救急車・救急へ
- 意識がない・呼びかけに反応しない
- けいれんがある
- 呼吸がおかしい
- 頭部打撲後に嘔吐・意識の変化がある
当日中に受診
- 捻挫で体重をかけられない
- 腫れがひどい・骨の部分が痛い
- 出血が止まらない
- 頭を打ったあとに頭痛・吐き気がある
翌日様子を見て判断
- 軽度の擦り傷・切り傷
- 軽度の打撲(動かせる・体重をかけられる)
- 筋肉痛程度の痛み

「なんかおかしい」という直感は大事にしてください。迷ったら受診することをおすすめします。
試合・練習前にできるケガ予防対策
ケガを完全に防ぐことはできませんが、リスクを下げることはできます。
① ウォームアップをしっかりする
体が温まっていない状態で急に全力で動くと、筋肉や関節を痛めやすいです。
試合前の軽いジョグ・ストレッチは、ケガ予防に直接つながります。
② スネ当て(シンガード)を必ずつける
スネ当ては、ケガを防ぐための必須アイテムです。
接触プレーが多いサッカーでは、スネ当てなしは非常に危険です。
「忘れた」「面倒くさい」は絶対NGです。
③ スパイクのサイズを定期的に確認する

サイズの合わないスパイクは足首の捻挫・マメ・爪のトラブルの原因になります。
成長期の子どもは足のサイズが変わりやすいので、3〜6ヶ月に1回はサイズを確認しましょう。
④ 十分な睡眠・栄養をとる
疲れた体はケガをしやすいです。
看護師として言うと、睡眠不足・栄養不足の状態は、反応速度が落ちてケガのリスクが上がります。
日々の生活習慣が、ケガ予防にもつながっています。
⑤ クールダウンを忘れない
練習・試合後のストレッチは、翌日の疲労を減らし、慢性的なケガの予防になります。
特にふくらはぎ・太もも・股関節をしっかり伸ばしてあげましょう。

持ち物に入れておきたい応急処置グッズ
試合・練習の場に持参しておくと安心なグッズをまとめます。
| グッズ | 用途 |
|---|---|
| キズパワーパッド(湿潤絆創膏) | 擦り傷・切り傷の処置に |
| 保冷材・氷のう | 捻挫・打撲の冷却に |
| 伸縮性包帯 | 捻挫の圧迫に |
| 清潔なタオル・ガーゼ | 止血・冷却に |
| 経口補水液・スポーツドリンク | 熱中症対策・水分補給に |
| 塩分タブレット | 熱中症予防に |

まとめ|ケガ対応の基本ポイント
| ケガの種類 | 応急処置のポイント |
|---|---|
| 擦り傷・切り傷 | 流水でしっかり洗う→湿潤療法で覆う |
| 捻挫 | RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上) |
| 打撲 | 冷やして安静 |
| 頭部打撲 | 意識・嘔吐・頭痛を確認→異変があればすぐ救急 |
| 熱中症 | 涼しい場所へ・体を冷やす・水分補給 |

「迷ったら受診」が一番の正解です。
子どものケガは「大したことないだろう」と思っていても、受診したら骨折だったというケースが実際にあります。
心配なときは遠慮なく病院へ。それが子どもの体を守ることにつながります。
最後までご覧いただきありがとうございました😊
※この記事は看護師としての知識と体験をもとに書いていますが、医療的な診断・治療を行うものではありません。ケガの状態によっては必ず医療機関を受診してください。
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